佛心寺について

大慈山 佛心寺
宗旨:浄土真宗
本尊:南無阿弥陀仏(阿弥陀如来)
開祖:親鸞聖人
主な経典:浄土三部経

〒529-0353
滋賀県長浜市湖北町田中174

<湖北地方の歴史と佛心寺>

佛心寺のある滋賀県長浜市湖北地方は、霊山であり山岳宗教の修行の場でもあった己高山(こだかみやま)を中心に仏教文化が栄え、奈良時代には観音信仰を基調とした仏教文化圏を築いていたといわれています。その後、戦国時代などの混乱期に廃寺となる寺院が増える中、信仰の対象であった観音菩薩像は民衆の手によって守られ、現在でも多くの集落に残されていることから、「観音の里」とも呼ばれています。
信仰厚いこの地に佛心寺が建立されたのは、戦乱が収まった江戸時代前期の1684年(天和4年)。湖北町田中地域一帯の信仰の場として、円龍和尚により開山。330年以上に渡って、その歴史を紡いでいます。
さらに、京都が炎に包まれた天明の大火(1788年)で焼失した本願寺を再建する際、湖北の門徒が多数奉仕したことから、この苦労に対して、東本願寺二十代法主である達如上人より乗如上人の御寿像二幅と御書が下付されています。これは先例のないことであり、当寺は乗如上人の御命日(2月22日)にちなみ、湖北一円に二十二日講を組織。以来200年以上に渡って毎年法要が行われています。

<仏心寺 鬼瓦>


当寺は、貞享元年 円龍によって創建され、二十五代にわたって法義相続されてきました。

この鬼瓦は明治三十一年に本堂が再建された当時のもので、長い間風雪に耐えてきたものです。
平成の大修復にあたり先人達の偉業を偲び、求法聞法に励まんことを誓い
ここに鬼瓦を保存します。

平成の大修復事業
平成五年 本堂屋根葺き替え工事
平成十二年 鐘桜堂の石垣及び屋根葺き替え工事
平成十四年五月 大慈山 仏心寺門徒一同

年間行事

平成30年度行事予定

1月

1月1日 修正会
1月14日 責任役人会
1月20日 寺の集い
1月28日 朝日仏教会

2月

2月4日
2月5日 浄如上人二十二講
2月17日 寺の集い

3月

3月未定 お磨き
3月21日
3月未定 雪囲い撤去

4月

4月未定 子ども会歓送迎会
4月21日 寺の集い

5月

5月5日 朝日仏教会 花まつり
5月19日 寺の集い
5月20日 長浜教区同朋大会

6月

6月3日 22組同朋大会
6月16日 寺の集い

7月

7月21日 寺の集い

8月

8月5日 本堂天井ふき 大掃除
8月15日 戦没者忠魂碑勤行 お盆勤行
8月18日 寺の集い
8月未定 夏の子ども会お泊まり会
8月未定 22組会 22組門徒会合同会議

9月

9月2日 朝日仏教会 子ども会
9月10日 永代経
9月15日 寺の集い
9月23日 秋のお彼岸
9月30日 朝日仏教会

10月

10月 お磨き
10月12~14日 報恩講

11月

12月

12月未定 雪囲い設置
12月23日 打目

法要

法事を勤める心

 ご法要を勤めると、何年前に亡くなられた方でも、その席にまざまざと姿を現して連なっておられるような気がします。ご縁の深い人たちが集まり、大切なひとときを紡いでいく、それが法要です。日常からちょっと立ち止まり、今の自分を振り返っていければと願います。

平成30年度年回表

和暦没年 西暦没年 本年回忌
昭和44 1969 50回忌
昭和45 1970 49
昭和46 1971 48
昭和47 1972 47回忌
昭和48 1973 46
昭和49 1974 45
昭和50 1975 44
昭和51 1976 43回忌
昭和52 1977 42
昭和53 1978 41
昭和54 1979 40
昭和55 1980 39
昭和56 1981 38
昭和57 1982 37回忌
昭和58 1983 36
昭和59 1984 35
昭和60 1985 34
昭和61 1986 33回忌
昭和62 1987 32
昭和63 1988 31
平成元 1989 30
平成2 1990 29
平成3 1991 28
平成4 1992 27回忌
平成5 1993 26
和暦没年 西暦没年 本年回忌
平成6 1994 25
平成7 1995 24
平成8 1996 23回忌
平成9 1997 22
平成10 1998 21
平成11 1999 20
平成12 2000 19
平成13 2001 18
平成14 2002 17回忌
平成15 2003 16
平成16 2004 15
平成17 2005 14
平成18 2006 13回忌
平成19 2007 12
平成20 2008 11
平成21 2009 10
平成22 2010 9
平成23 2011 8
平成24 2012 7回忌
平成25 2013 6
平成26 2014 5
平成27 2015 4
平成28 2016 3回忌
平成29 2017 1周忌
平成30 2018 1

二十二日講(まわり仏さん)

湖北の「まわり仏さん」 (同朋新聞4月号に佛心寺の行事が掲載されました)

    ~長浜教区第二十二組佛心寺二十二日講のみなさん~
「まわり仏さん」という名称で親しまれている御仏事が滋賀県 湖北地方にあります。
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 江戸時代、天明の大火により焼失した本願寺を再建するため、全国から多くのご門徒が京都に集いました。時の乗如上人(第19代)は、再建事業に従事するご門徒と顔を突き合わせて苦労をともにされたといわれます。そして、第20代達如上人の時に立派な両堂が落慶しました。再建には湖北のご門徒も多数ご奉仕され、その苦労に対して、達如上人より、乗如上人の御寿像二幅と御書が下付されました。これは先例のないことで、当時の代表の人々は、乗如上人の御命日(2月22日)にちなみ、湖北一円に二十二日講を組織し、それ以来、毎年法要が勤められ、今日まで二百有余年の歴史を重ねています。
 二十二日講の法要は、「御越年(ごおつねん)法要」「鏡割り法要」「御巡化(ごじゅんけ)法要」と続き、二幅の御寿像が二手に分かれて御巡化されることから「まわり仏さん」とも呼ばれています。ご門徒が主体的になって勤められ、湖北地方のほぼ全ての地域を廻るため、一年を通して、その法座の数が優に百を超える、まさに湖北の歴史と共にある一大法要です。
 その中心となる御越年法要が昨年末12月26日から今年1月8日にかけて、湖北町田中の佛心寺(新田専信住職)のご門徒宅で勤まりました。二幅の御寿像がそろい、十数軒のご門徒が順にお宿を引き受け年を越します。「私たち佛心寺門徒が御越年法要をお受けするのは五十年に一度のこと、数年前から話し合いを重ねて準備をしてきました。」(佛心寺・責任役員の岩佐一明さん)、「苦労をのりこえ、老いも若きも、皆が一つになり意欲的に取り組むことができ、大変ありがたいことです。」(実行委員長の石原宰さん)と皆さん感慨ひとしお。
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 このたびの法要では、「子ども御越年」が勤められました。新田住職はふだんから児童教化に熱心に取り組んでおられ、今回も子どもたちと共にこの法要を勤めたいと願われ実現しました。お勤めの後、宿当主・石原昌和さんが昔ながらの裃の装いで、手作りの資料を使い、この法要についてわかり易く説明されました。その後、御講汁(おこうじる)と精進料理でお斎(おとき)。20人近く集まった子どもたちは初めての体験に顔を紅潮させていました。小学五年生の岩佐那央さんは「昔の人は今では考えられない方法で立派な東本願寺を建ててすごい」、松居克哉君は「僕が年寄りになっても次の人に大事なことを伝えていきたい」と感想を寄せてくれました。
 住職や役員さんが「門徒をはじめ多くの方々の支えによって皆ともに勤めることができたことは、何ものにも代えがたいことです」と口をそろえておっしゃっていたのが、大変印象的でした。
 昔も今も、そしてこれからも、この湖北の地のどこかで法義相続を願って「まわり仏さん」の法要が勤まります。
(長浜教区通信員 掘澤俊行)

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