エンドオブライフケア学会での発表報告レポート
エンドオブライフケア学会での発表報告
令和7年9月13日・14日、岐阜メディアコスモスで開催された 第8回エンドオブライフケア学会 にて、佛心寺で取り組んでいる 「終末期VR体験』 の事例発表を行いました。

発表タイトルは、
「声なき声に耳を澄ます ― 終末期VR体験とAIで紡ぐ対話の時間 ―」 です。
終末期体験VRとは、患者さんの視点から家族や看護師とのコミュニケーションを体験するVRコンテンツです。現在6本の動画を制作しており、今回はそのうちの1本を交流集会にて参加者にご覧いただきました。

このVR動画は、横浜国立大学大学河野克典客員教授、四天王寺大学 前原なおみ准教授と協働して制作したもので、学際的な研究の成果でもあります。
当日はおよそ50名の参加者にご体験いただき、「続きが見たい」といった声や、アンケートでは「医療や介護の現場だけでなく、小学生・中学生・高校生にも見せて、死や看取りについて考える時間を持ってはどうか」といったご意見もいただきました。

大変好評をいただき、今後の活動の広がりに向けて大きな手応えを得ることができました。
また、今後は 「終末期のコミュニケーションについて」自然に語り合える対話のワークショップ を開催する予定です。VRをきっかけに、声なき声に耳を澄まし、一人ひとりが自分の言葉で思いを語れる場をつくってまいります。


体験会を月に1回開催しています。詳細ページはこちら。
