「鎌倉新書/いいお墓」第1回 第1回都立霊園に関する実態調査 難関都立霊園抽選会、1度は申込んでみる人が4割で最多。落選しても5回以上申込み続ける人は15%。落選し民営霊園を購入する人が7割。
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都立霊園の倍率や、都立霊園に当選した方・落選して民営霊園にされた方の双方が満足を感じる部分の違いなどを実際に行ったアンケート結果を基に解説されています。
お時間のある際に、ご覧になってみてください。
参照元:「鎌倉新書/いいお墓」第1回 第1回都立霊園に関する実態調査 難関都立霊園抽選会、1度は申込んでみる人が4割で最多。落選しても5回以上申込み続ける人は15%。落選し民営霊園を購入する人が7割。
https://www.excite.co.jp/news/article/Atpress_186642/
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終活関連サービスを提供する株式会社 鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長:清水 祐孝、証券コード:6184、以下 当社)が運営する日本最大級のお墓の情報サイト「いいお墓」は、2019年6月に「第1回都立霊園に関する実態調査」を実施し、調査結果をまとめました。
核家族やおひとりさま世帯の増加、地縁血縁の希薄化などを背景に、家から個へお墓の形や持ち方が変化しています。お墓の承継者不在により墓じまいを検討する人も増える中、「いいお墓」のお客様センターには、日々たくさんのご相談が寄せられており、お墓に関することは深刻な問題であることが伺えます。
6月に申込みを開始する都立霊園の抽選会には、毎年応募が殺到しており、平成30年度の抽選会では、最も応募倍率の高い人気区画が35.1倍、平均倍率が5.2倍と狭き門であることが知られています。お墓の土地代とも言える永代使用料は霊園の地価を反映することから都心では高額になりやすいため、民営よりも費用的に安いイメージがある都立霊園を選択する人も多いと考えられます。そこで当社は過去に都立霊園の申込みを検討したことがある方を対象に、都立霊園申込みの実態について調査を実施しました。
都心から近い場所にあり、運営母体が東京都であることから経営が安定していて、費用面で良心的なイメージがある都立霊園ですが、応募資格や申込み条件を満たさないことで、申込みに至らない、また当選しても辞退する方も少なくありません。今回の調査で、都立霊園に応募した経験がある方が当選するまでに申込みをした平均回数や、次回申込意欲、検討理由などが明らかになりました。
<調査結果トピックス>
1. 都立霊園当選者の過去申込み回数は平均2.3回。
2. 都立霊園の検討理由「経営母体の安定」「使用料の安さ」「自宅からの距離」。
3. 都立霊園落選者の約半数は「次回申込みをしない」。
4. 次回申込みをしない一番の理由「民営霊園を購入したから」が7割超。
5. 都立霊園申込み者の満足度は95%、民営霊園契約者の満足度は87%といずれも9割が満足。
6. 都立霊園の満足理由「使用料が安い」「管理が行き届いている」「敷地が広く開放感がある」、
民営霊園の満足理由「管理が行き届いている」「自宅から近い」「アクセスが良い」。
<Appendix>
都立霊園落選者で民営霊園を契約していない人の4割が「自宅に待機遺骨がある」。
<調査結果>
1. 都立霊園当選者の過去申込み回数は平均2.3回。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/186642/LL_img_186642_1.png
都立霊園の当選者が、過去に都立霊園の抽選会に申し込んだ平均回数は2.3回となった。一方、落選者が過去に抽選会に申し込んだ平均回数は2.8回という結果となっており、約3回は申込みをするものの、落選し諦めてしまうことがわかった。1回のみの応募の人が4割を占める一方、15%は5回以上申込みをしたことがある。
都立霊園の抽選会は年に一度しかないため、すでに手元に遺骨がある場合、納骨できないまま何年も当選を待たなければならないということになる。一般的に納骨は四十九日法要に合わせて行われることが多いが、遅くとも三回忌までに納骨するのが良いと言われていることからも、最長でも3年を区切りとして、都立霊園以外の選択肢にシフトする人が多いことが推測できる。
2. 都立霊園の検討理由「経営母体の安定」「使用料の安さ」「自宅からの距離」。
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都立霊園の申込みを検討した理由としては、「経営母体の安定」「使用料の安さ」「自宅からの距離」が上位となった。都立霊園は東京都が運営しているため倒産などの心配がないため安心して利用できる。また、民営霊園と比較し永代使用料が安いことから都立霊園を選択する人も多い。また、お墓選びの重要な条件である自宅からの距離も重要な検討理由である。
続いて、都立=安いというイメージを持っていることや、宗教宗派を問わないことがあげられる。その他を選択した人は「親が同じ霊園に入っているから」という回答が多く、墓参りを考慮すると先祖と同じ場所にお墓を持つメリットは大きいと言える。
有名人や著名人のお墓がたくさんあることや、石材店を自由に選べるなども都立霊園の魅力であるが、今回の調査ではそれらが申込み検討の理由には至っていないことが分かった。
3. 都立霊園落選者の約半数は「次回申込みをしない」。
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都立霊園落選者のうち、次回も申込むと回答した人は37%で、約半数は次回申込みをしないと回答した。年に一度、6月に募集要項が発表され、郵送またはインターネットから申込みを行い、8月に抽選会が行われる。平成30年の平均倍率は5.2倍、例年高い応募倍率を誇る。都立霊園抽選会で落選すると契約することができないため、納骨したい時期が決まっている場合は、落選した時のために、都立霊園以外の選択肢を検討しておく必要がある。
4. 次回申込みをしない一番の理由「民営霊園を購入したから」が7割超。
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都立霊園の抽選会に次回申し込まないと回答した人の7割が、民営霊園でお墓を購入したからと回答している。また、16.7%は「どうせ当たらない」と半ば諦めていることがわかった。
都立霊園の申込みをやめ、民営霊園でお墓を購入した人のうち約8割は一般墓を選択している。都立霊園と違って、民営霊園は故人や契約者の居住地や居住年数による制限がないため、どこに住んでいても契約できる。あえて倍率の高い都立霊園にこだわらなくても予算やエリアなど自身の条件にあった墓をたくさんの選択肢から探すことができる。好きな区画を選べるのも民営霊園の魅力である。
5. 都立霊園申込み者の満足度は95%、民営霊園契約者の満足度は87%といずれも9割が満足。
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狭き門である都立霊園の抽選会に応募し、見事当選して契約を終えた方と、都立霊園を検討したものの民営霊園を契約した人に満足度を聞いたところ、いずれも約9割が「満足」と回答した。都立霊園に落選して民営霊園を契約しても、満足を得られると考えられる。
都立霊園は倍率が高いだけでなく、細かい要件が定められている。募集区画によって、改葬骨は不可(一度も埋蔵・収蔵したことのない遺骨のみ埋蔵可能)であったり、現在遺骨を所有していることが要件で生前にお墓を準備しておくには不向きであったりと、人によっては自由度の高い民営霊園のほうが適している場合もある。ペットと一緒にお墓に入りたい、リゾート地にお墓を持ちたいといった希望も民営霊園であれば実現が可能だ。
6. 都立霊園の満足理由「使用料が安い」「管理が行き届いている」「敷地が広く開放感がある」、民営霊園の満足理由「管理が行き届いている」「自宅から近い」「アクセスが良い」。
https://www.atpress.ne.jp/releases/186642/img_186642_6.png
都立霊園または民営霊園を契約した人のうち、「満足している」と回答した理由を聞いたところ、都立霊園契約者は「使用料が安くすんだ」が7割を占めた。一方、民営霊園を契約した人は「管理が行き届いている」と回答した人が過半数という結果になった。2019年3月に当社が発表した【第10回】お墓の消費者全国実態調査(2018年)では、お墓選びで重視したこだわり第一位は「お墓の種類」で、第二位「アクセス」、第三位「金額」という結果がでている。
今回の結果からも、費用面とアクセスの良さ・自宅からの距離がお墓選びや購入後の満足度に大きく影響するといえる。
<Appendix>
都立霊園落選者で民営霊園を契約していない人の4割が「自宅に待機遺骨がある」。
https://www.atpress.ne.jp/releases/186642/img_186642_7.png
都立霊園落選者のうち、民営霊園を購入していない人の4割が自宅に遺骨があると回答した。一方、自宅に遺骨がないと回答した人に保管場所をきいたところ、ほとんどが実家や兄弟の家、寺などに保管していると回答した。
都心部では自宅に待機遺骨がある人が増加していることや、貸倉庫やコインロッカー、電車の棚に遺骨が置き去りにされるなど、行き場のない遺骨が増えていることがニュースで報じられている。
地価が高騰する都心部にお墓を持つことは経済的な負担が大きいことや、承継者の問題からお墓を維持することが難しいなどの理由から、散骨を検討する人も増加傾向にある。
<調査結果まとめ ― 鎌倉新書 広報担当より>
都内では、「ビル型納骨堂」と呼ばれる自動搬送式納骨堂が次々と立ち、都心部のお墓は飽和状態とも言えます。そのような状況で都立霊園に人気が集中するのは、自治体が管理・運営を行っているため、倒産の心配がないことや、費用が安そうというイメージが先行するためと考えられます。永代使用料や管理料などお墓にかかる費用はお墓選びの重要な要素ですが、都立霊園は民営霊園と比較して、面積が広い区画も多くため、民営霊園でお墓を建てるよりも墓石代が高かったという声も寄せられています。
都立霊園は年に一度しか募集しておらず、募集期間も2週間程度と短いため、タイミングを逃すと応募することができません。また当選しないと契約できないため、納骨できないまま故人を待たせてしまうことになります。あえて倍率が高く当選確率の低い都立霊園にこだわらなくても、ご希望と予算にあったお墓がきっとみつかります。
「いいお墓」では、お客様からのお墓に関する様々なお困りごとやお悩みについてご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
【いいお墓について】
株式会社 鎌倉新書が運営する「いいお墓」は、全国約8,500件以上の霊園・墓地情報や、お客様のクチコミを掲載する日本最大級のお墓の情報サイトです。
年間140,000件以上(2018年実績)のお墓に関する相談が寄せられており、「いいお墓」お客様センターでは、専門相談員がお墓に関するお困りごとのご相談から、お墓探し・お墓の購入までサポートしています。
【調査概要】
調査名 :鎌倉新書/いいお墓 第1回都立霊園に関する実態調査(2019年)
調査対象 :インターネットリサーチモニター
年齢 :40~89歳
性別 :男女
居住地 :東京都
調査期間 :2019年6月11日~6月12日
調査方法 :インターネット調査
有効回答数:有効回答数:事前調査20,000件、本調査400件
(都立霊園当選者200件、落選者200件)
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しています。
そのため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。
【鎌倉新書について】
鎌倉新書は、葬儀・お墓・仏壇など終活関連のポータルサイトの運営や、死後事務委任・相続関連サービス、オーダーメイドのお別れ会や社葬のプロデュース、終活関連の冊子・印刷物、供養業界向けの専門誌等の出版を通じて、高齢者とそのご家族の課題解決に取り組み、豊かな社会づくりに貢献します。
会社名 : 株式会社 鎌倉新書
設立 : 1984年4月17日
市場区分: 東京証券取引所第一部(証券コード:6184)
所在地 : 東京都中央区八重洲1-6-6 八重洲センタービル7F
代表者 : 代表取締役社長兼会長CEO 清水 祐孝
資本金 : 7億9,270万円(2019年1月末現在)
URL : https://www.kamakura-net.co.jp/
【運営する主なサービス・出版・発刊物】
いい葬儀 : https://www.e-sogi.com/
いいお墓 : https://www.e-ohaka.com/
いい仏壇 : https://www.e-butsudan.com/
いい生前契約 : https://www.e-ohaka.com/seizen/
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