令和2年度 お盆合同法要@法要館オンライン中継
令和2年度 お盆合同法要@法要館オンライン中継
7回目の合同法要は初のオンライン中継
2020年7月26日、法要館にて佛心寺 東京布教所のお盆合同法要を開催しました。
本年は新型コロナウイルス流行の影響を受けて、インターネットでのオンライン中継に初挑戦。プロの映像会社を招き、リアルタイムで全国各地の皆さまに法要の様子をお届けしました。
法要では参加された皆さまのご先祖さまのお名前を、心を込めて一人ひとり読み上げさせていただきました。
お申込みいただいたお名前を経木塔婆に、代筆(浄書)させていただき、本尊へお飾り
いたしました。
例年のように、お顔を拝見することはできませんでしたが、同じ時間を共有するかのように感じることができました。離れた場所でも皆さまと心を一つにできたかと存じます。
そして、中継画面を通して皆さまとともに「重誓偈(じゅうぜいげ)」というお経をお唱えしました。
皆さまと場所は違えども、空間を超えて一体となった力強く美しい響きは、きっとご先祖さまにも届いたことでしょう。
佛心寺のLINE@スタート&SNSでの生中継に初挑戦
法要後には、「法話」として澤面宣了(さわもせんりょう)住職に大切なお話をいただきました。
その中で、「かほちゃんの電話」という、女の子が主人公の絵本をご紹介いただきました。
家族の絆と、「亡き人から案じられている私」に改めて気づかされるお話は、それぞれ、縁の深い方から「今の私」へのメッセージを感じ取られたのではないでしょうか。
そして、皆さまの心にもそれぞれ温かい響きがあったのではないでしょうか?
オンライン中継の最後には、参加された皆さまやご先祖さまのお名前をテロップとして配信いたしました。
後日いただいたアンケートでも大変好評で、皆さまの心温まるひと時のお役に立てたようです。
オンライン中継のアンケートをご紹介
合同法要をお勤めした後、佛心寺の公式LINEにてアンケートを実施いたしました。ご意見をいただいた皆さまに感謝申し上げます。
一つ一つに目を通し、これからの供養/法要の在り方に役立たせていただきます。
たくさんのお声の中から、一部をご紹介いたします。
Aさん
今年は母も亡くなって、法要はコロナが気になってどうしようって思ってました。仏壇に携帯を置いて、法要を聞かせていただきました。ありがとうございました。
Bさん
いつもは東京に住む我々夫婦二人だけの参加ですが、今年は大阪の義妹もオンラインで参加でき、本人も喜んでいました。また、大学生の息子も我が家で気楽に参加できました。来年は、従来の形がいいと思いますが、引き続きオンラインでも配信していただけると、また大阪の妹や息子たちも喜ぶと思いますので、両立する形が発展的かと思います。
Cさん
リモート法要ということでしたが、ご僧侶様の読経も、新田ご住職様の個人名の読み上げも、はっきりと聞こえました。また画面にお経が文字化されており、唱和させていただく一助となりました。
Dさん
病院の病室からの参加。コロナの影響でなくても、このような形がいいです。
Eさん
携帯で見たので、画面が小さくよく見れませんでした。テレビで見れる方法などあれば
ご案内してほしい。法事もこのような形でできたらいいかも!
〜あとがき〜
新型コロナウイルスの流行を受けて、新たな形で実施した配信型のお盆合同法要。
配信型の法要は、コロナ感染の拡大が理由だけではなく、介護施設に入っておられたり、家を空けることができない様々な理由などから、今まで参加できなかった方が、参加(視聴)できる法要となったことも新たにわかりました。
「これからの法要のカタチ」として、試行錯誤しながらではありますが、配信型の法要を
進めていこうと思っております。
ご先祖さまとつながれる場作りを軸にこれからも考えていきたいと思います。
【2021年のお盆合同法要(予定)】
- 参加型:令和3年7月25日(日) 東京グランドホテルもしくは求道会館
- 配信型:令和3年8月11日(水祝) 佛心寺 八柱支院 (法要館)
ご都合の合う方は、来年もぜひ一緒にお参りいたしましょう。
佛心寺一同、心よりお待ちしております。