お手紙掲示板2017年2月号
多くの方が「退屈」という言葉を、「することがなくて時間をもてあましている」という意味で使っていますが、本来は仏教語であることをご存じですか?
退・・・退き、後戻りすること
屈・・・かがみこみ、屈してしまうこと
仏道を歩むことで、人生を丁寧に生きようとした人が、修行の中で、限界を感じたり先が見えなくなって、歩みを止めてしまう・・・。
「退屈」とは、そんな人間の挫折した姿を言い当てた言葉だそうです。
私自身を振り返ってみても、大なり小なりありますが、日々挫折の繰り返しです・・・。頑張れば頑張るほど、挫折感も大きいように感じています。
ある先生より、挫折・退屈は「出発点」でもあり、生きていく中でとても大事なことなんですよ、と教えていただきました。様々な「退屈」を乗り越えていきたいと思います。 合掌