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お手紙掲示板2026年1月号

「感情」と「情緒」


私たちは日々、さまざまな気持ちを抱えながら、生活しています。うれしい、腹が立つ、不安になる。

出来事に触れるたび、心はその都度、強く動きます。
こうした心の動きを「感情」と呼びます。

「感情」は、私たちが生きていくために大切なものです。
けれど、ときに揺れすぎて、自分でも扱いきれなくなることがあります。

一方で、もう少し静かな心のはたらきがあります。風の冷たさに季節の変わり目を感じたり、誰かの言葉の奥にある思いを、ふと察したりすること。
はっきりした感情ではないけれど、心に残る「味わい」のようなもの。それを、日本では「情緒」と呼んできたそうです。

「感情」が、出来事への反応だとすれば、「情緒」は、出来事をどう受け取るかという、心の姿勢に近いものかもしれません。

忙しい日々の中で「感情」ばかりが前に出ると「情緒」は見えにくくなります。少し立ち止まり、今の自分が何を感じ取っているのかに目を向けてみる。

その時間が、人との関わりや、日々の暮らしを整えてくれるのだと思います。

今年もよろしくお願いします。

合掌

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