お手紙掲示板2021年9月号
虫の声
あれ松虫が鳴いている
チンチロ チンチロ
チンチロリン
あれ鈴虫も泣き出した
リン リン リン リン
リーンリン
秋の夜長を鳴きとおす
ああ面白い虫の声
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言語脳と音楽脳の違い。
日本人は、虫の音を「言語能」と呼ばれる左脳で処理するのに対して、欧米人は虫の音を機械音や雑音と同じように「音楽脳」と呼ばれる右脳で処理するのだそうです。
日本人は、「虫の音」を「虫の声」として聞いています。 これは日本人とボリネシア人だけにみられるそうです。「虫の音」だけではなく、「風の音」「雨の音」といった自然の音についても、音楽脳だけではなく、言語能で処理しているのだそうです。
諸外国の方からは、「日本人は独特な自然観がある」と言った驚きの声があるそうです。それは「言語脳」といった異なる脳の使い方が関係していることがわかっています。
この独特な脳の使い方が、日本人の感性であり、感覚です。
そしてそれが、情緒ある豊かな文化を生んできたと感じています。
合掌