お手紙掲示板2022年11月号
旅人が、
建築現場で作業をしている人に
「何をしているのか?」と質問した。
1人目の作業員は、
「レンガを積んでいる」と答えた。
2人目の作業員は、
「壁を造っている」と答えた。
3人目の作業員は、
「神を讃えるための大聖堂を造って
いる」と答えた。
3人ともに「レンガを積む」という同じ仕事をしているのに「何をしているのか?」という質問に対する答えが違っています。
私たち人間の行為は必ず「何かのために、何かをする」という構造をもっているそうです。
上記を例に言えば「レンガを作る」のは「壁を造るため」「壁を造る」のは「大聖堂をつくるため」「大聖堂を造る」のは「神を讃えるため」と言えます。
日常生活でも「何かのため」が抜けてしまうと、目先に目がいってしまい、本来の目的を見失ってしまうことがあります。
「立ち止まったり、振り返ったりする時間」を作り、本来の目的を再確認していきたいと思います。
日々の生活の「ヒントとなる言葉」として共に味わい、歩みが新たになれば幸いです。
合掌