お手紙掲示板2023年7月号
少し止まることも
歩むことのひとつです。
臨床心理士の東畑さんは「居場所」とは「何も気にせずに座っていられる場所」と言います。
「居場所という言葉はもともと『人がいるところ』という物理的な意味で使われてきたが、徐々に『心の居場所』という意味合いが強くなってきました。
ぼーっと一緒に座ること。べたーと一緒に居ること。特に何もしていなけど、それがいい。それが居場所をつくること」とお話しされています。
上記の言葉は、喪失や悲しみを経験したときに、自分の「感情」に対して時間をかけることの重要性が示された言葉ですが、日々の「生活」の中でも大切にしたい言葉です。
同じ空間で誰かとぼーっとしたり、一緒に何かをする時間を共有することは難しいこともあるかも知れません。
ある意味では、お仏壇の前は「居場所」の一つといえます。
ぜひ、日々の生活の中で立ち止まる時間を作ってみてください。
合掌