お手紙掲示板2024年6月号
「分かり合う」
と
「分かち合う」
人と人とのつながりにおいて、完全に「分かり合う」ことは難しいものです。しかし「分かち合う」ことには大きな価値があります。
「分かり合う」とは、お互いの考えや感情を完全に理解することを意味します。これは理想的ですが、現実にはとても難しいことです。
一方、「分かち合う」は、物事や経験を共有し、お互いに支え合うことです。これは、相手の気持ちを完全に理解できなくても実践できます。
例えば・・・
・悩みを抱える知人の話を真剣に聞くこと
・喜びや悲しみの時間を一緒に過ごすこと
仏教の教えでは、すべてのものがつながっているという「主客一体」の考え方があります。この視点から見ると「分かち合う」ことの重要さがより明らかになります。
完全な理解を求めすぎず「分かり合えない」ことを嘆かないようにしましょう。代わりに、相手への思いやりを示したり一緒の時間を過ごすなど「分かち合う」ことを意識して行動することで、より豊かな人間関係を築くことができるでしょう。
合掌
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「分かち合う」時間を一緒に過ごしましょう!